M24チャーフィー のプラモデル一覧

本記事では第二次世界大戦期のアメリカ製軽戦車「M24チャーフィー」のプラモデルを一覧形式でまとめました。
あなたの模型製作の参考になれば幸いです。

実車概要

M24”チャーフィー”は、アメリカが第二次世界大戦末期のヨーロッパ戦線に投入した軽戦車である。

同国製のそれまでの戦車とは異なる洗練されたスタイルで、全体的な性能も大幅に向上していた。

前身のM5スチュアートに比べて重量は約3トンの増加、エンジンや操向装置は同じものを流用したにも関わらず機動力はほぼ同等であった。

これには車体デザインの一新や新たにトーションバー式サスペンションを採用したことが関係している。

また当時の軽戦車にとって破格の75mm戦車砲は、重爆撃機の艦船攻撃用に開発されたものを転用することで実現した。

このように優れた設計であったことは間違いないが、一方で戦闘実績にはあまり恵まれていない。
第二次世界大戦では投入時期が遅すぎて目立った活躍はなく、朝鮮戦争では格上のT-34/85中戦車に歯が立たなかった。

そのため米軍は急きょ後継のM41ウォーカー・ブルドッグ軽戦車の正式採用を決定することになる。

M41はM24の発展型であり、両車とも冷戦期の西側同盟国に広く供与された戦車である。

その優れた設計は戦後日本の技術者をはじめとする多くの人々に影響を与えた。
チャーフィーは活躍には恵まれずとも、自由主義陣営の発展に大きく貢献した戦車と言えるだろう。

M24チャーフィー：キット一覧

おすすめキット

チャーフィーのプラモデルは現在1/76が1種、1/72が3種、1/35が14種の計18種類が販売されています。

ハセガワの1/72キットはどちらもセット商品の中の1両という扱いですが、これは昔チャーフィー単品で発売されていたキットと同じ金型の物です。

また1/35はたくさんあるように見えますが、ブロンコモデルとAFVクラブのモデルはそれぞれバリエーションキットですので実質1モデルずつ、イタレリは3つの内2つがビデオゲーム『World of Tanks』とのコラボモデルなので事実上1種類です。

またタミヤイタレリはイタレリ製キットに追加パーツを加えたコラボ製品ですからこれも同等品に近いと言えるでしょう（ただしイタレリの元キットはベルト式のゴム履帯ですから、これが好みでない場合タミヤは有力な選択肢になります）。

以上、1/35チャーフィーは大雑把に言えばブロンコ製・AFVクラブ製・イタレリ製の3種類だけということになりますね。

管理人はイタレリのキットを所有しております。

パーツ分けが3種の中で一番少ないので初心者の方にはこちらをオススメ…したいところなんですが、イタレリもタミヤイタレリのキットもいかんせん入手性が悪く、ネットショッピングを利用しないのであればここが少しネックです。

実際の店舗で探すなら、少し前に発売していたゲームとのコラボキットの市場在庫がまだ残っているようですから、これを狙うと良いでしょう。

またネットの評判を読む限りではブロンコのチャーフィーはかなり難易度が高いようです。他社の1/35に特別な不満がない限り手出し無用かもしれません。

手軽に作れて管理人イチ押しのウォルターソンズモデルのキットは2021年初旬に発売予定です

購入したらハセガワの同スケールキットと比較するのも面白そうですね。